なぜ倉敷帆布なのか?

リュックサックの素材としては品質本位のmade in japanの帆布を選びたい!
帆布で有名なのは京都にある一澤帆布工業です。
ですが、ご存じの通り、ブランドを巡り、壮絶な争いが発生してしまいました。
未来ある幼児のリュックサックの素材としては、ブランドではなく品質本位で選びたいのです。倉敷帆布は最も古い伝統を守り、(トヨタ自動車の前身豊田織機を創業した豊田佐吉もこの地で、「豊田式木製人力織機」を発明したのです)品質第一を貫いているのです。
 

倉敷帆布は語ります。

自らに誇れるものづくり。
時間を追わない。
手間を惜しまない。
妥協せず、最高の品質を求め続けて。

1888年より伝統を紡ぎ、革新を織り続けてきた『倉敷帆布』。
その品質に大切な役割を果たすのが、120年以上受け継がれてきた高度な糸撚り技術です。
綿100%の原糸数本を撚り合わせて生み出す、しなやかさと強さを併せ持つ糸は、
職人の経験と感覚を頼りに、現在では希少な『シャトル織機』によって織り上げられ、
セルヴィッジと呼ばれる美しく整った両端を持つ『倉敷帆布』へと生まれ変わります。
より厳格な旧JIS規格をいまなお守り、最高の技術力で織りなす最高品質。
綿花という自然の恵みと人の想いが育てた、ぬくもり溢れる一級帆布。
たくましく、やさしく、心に語りかけてくるような風合いは、
丁寧に、大切に、手間を惜しまず、妥協せずに“本物”を追い求めた証しです。
 

製織(せいしょく)


織機にビームを載せ、ヨコ糸をセットして平織りする。
1台の織機で織り上げられるのは、1日8時間で50〜70mほど。 『倉敷帆布』は、現在では希少な『シャトル織機』に改良を重ねながら大切に使い続けています。『倉敷帆布』の特徴である美しい仕上がりのセルヴィッジ(耳)、厚さ、風合いは、このヴィンテージマシンでしか織り上げられない伝統技術の結晶です。
 
私も若干織機に関わったことがあるのでわかるのですが、今の織機は効率重視で、シャトルの代わりにエアーで糸を飛ばし、織った瞬間に横糸をカットするのです。シャトルの良さは、横糸をピーンと張ることが出来る事と横糸を切らないことです。これを守ることは大変な苦労があったことが想像できます。
私たちが倉敷帆布を使っている理由をご理解いただけた、と存じます。倉敷帆布を使用したキッズリュックは他の市販のものに比べ、高額かもしれません。けれども、小さい頃から日本の優れたものに触れさせてあげたいのです。3歳から7歳まで長く使って頂けられたら、と願っております。安いものには安い理由があり、高いものには高い理由があることをご理解いただけたら、と存じます。

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